突然ですが、みなさんは「自分に合ったスキンケア」を選ぶことができてますか?
近年は日本のブランドだけでなく、韓国や海外コスメなど様々なコスメブランドが登場してきました。
実際にどんな化粧品を使えばいいのかわからず、なんとなくで選んでいたり、流行っているから…という理由で自分の肌に合わないスキンケアをついつい手に取ってしまう方も少なくありません。
選び方ひとつでワンランクアップしたスキンケアライフを送ることができます。
本記事では、まず自分の肌質・肌悩みを理解した上で、自分に合うコスメに出会うための知識を一緒に深堀していきましょう。

なぜスキンケアが必要なのか
スキンケアは主に「自分の肌に足りない・必要」な成分を化粧水や美容液などで補い、肌トラブルの少ない美しい肌に仕上げる事です。
例えば、水分がなく枯れた花に水をあげることで花は元気を取り戻し、光合成を始めてきれいな色を持つ花に成長します。
逆に水分の多すぎる花には与える水分の量を調節して育てる。
人間の肌も同じく、「その時の肌の状態に合うスキンケア」を行うことが何よりも重要になります。
刺激に弱い肌質の人が刺激の強い成分のスキンケア製品を使用するとバリア機能が低下し、より肌荒れが悪化、肌悩みが絶えないといった悩みも増えてしまいます。
まずは、自分がどのような肌質・肌悩みを持っているのか、自分の肌と向き合って考えることが何よりも大切です。
主な肌質の種類について
基本的な肌質には主に混合肌・脂性肌・乾燥肌・敏感肌・普通肌といった5種類に分けられます。
ただし、これらの性質はあくまでも基本的な性質で、その日のホルモンバランスや肌のコンディション、季節によって変わる人もいます。
生理前の時にいつものスキンケアを使用すると、敏感肌になり赤くなったりヒリヒリしたり…
普段は感じないはずの刺激を感じてしまこともあります。
まずは「現在の肌質は何なのか?」「生理前や季節が変わったら自分の肌は変化するのか?」など、まずは自分の肌を定期的にチェックしてみましょう。
肌質をチェックしよう
ここからは、自分の肌質は何に当てはまるのか、すぐにできる簡単なセルフチェックの方法をご紹介いたします。

1.いつも通り洗顔をする
2.洗顔後、水分をタオルなどでふき取る
3.ふき取り後、10分~15分ほどスキンケアはせずそのまま待機
4.自分の肌に触れてみる
たったの4Stepで、あなたの現在の肌質が簡単に診断できます。
①脂性肌(オイリー肌)
Tゾーンだけでなく、顔全体的にべたつきやテカリの多い肌である場合は脂性肌(オイリー肌)です。油分の分泌が多くなりがちな肌質。
皮脂の過剰分泌によりニキビなどの肌トラブルを感じやすい肌質なので、「皮脂の分泌を抑える成分で過剰な皮脂を抑えていく、バランスを重視したケア」が重要になります。
また、肌質は生活習慣にも影響されることがあるので、もし普段から揚げ物などの脂っこい食事をとっていたり、寝不足気味で不規則な生活になりがちな場合は、生活習慣を整えることも心がけてみましょう。
②混合肌
頬などは乾燥していて、Tゾーンがベタついてテカっている…顔の部位によって肌質が異なっている場合は混合肌です。
皮脂が分泌されやすい肌質という理由だけでなく、実は肌の内部の乾燥により「水分を補うための皮脂が分泌されている」いわゆるインナードライである可能性もあります。
顔の部位ごとに肌質が異なっているため、全体を同じスキンケアで補うよりも「部位ごとに必要なケア」を行うことが大切です。
③乾燥肌(ドライ肌)
全体的につっぱりを感じており、テカリやべたつきがない状態である場合は乾燥肌(ドライ肌)です。
水分や油分不足が原因で肌のバリア機能が低下し、とにかく乾燥によるカサつきを感じやすいため、「バリア機能を考えた高保湿なスキンケア」が重要になります。
肌の水分・油分が十分に足りていない状態のため、まずは保湿力高めのスキンケアを使用することを心がけましょう。
なお、肌のバリア機能が低下している状態なため、刺激の強い成分を含んだスキンケア(アルコールなど)が含まれている製品を避けることがオススメです。
④敏感肌
顔がヒリヒリとしていたり、赤みやかゆみを伴っている、合わない製品を使うと肌が荒れやすい場合は敏感肌です。
刺激に弱い肌のため、刺激の強い成分を含むスキンケアはNG。
肌バリアが低下し敏感な肌になっているので「肌に優しい成分が含まれたスキンケア」を行うことが大切です。
スキンケアを選ぶ際は、成分をよくチェックしながら選ぶことを心がけてみてください。
⑤普通肌(ノーマル肌)
洗顔後、Tゾーンにテカリやべたつき、乾燥によるつっぱりやカサつきもない方は普通肌(ノーマル肌)です。
一見、肌悩みのない肌質に見えますが、人によっては季節や生活習慣などで肌質が変化してしまうこともあります。
特に現時点で肌悩みを感じていない方は無理に攻めたスキンケアをしたり、無理に普段使用しているスキンケアを変えることはオススメしません。
不規則な生活リズムや、変にスキンケアを変えることでいままでなかった肌悩みが新たに発生してしまう事が出てくる可能性があるので、「現在の状態を維持する」ことを意識してみましょう。
スキンケアの前に、まずは生活習慣の見直しを

どの肌質にも共通して言えることは、まずは「生活習慣の見直し」です
人間の肌は、毎日の生活を映す鏡。
ちょっとしたストレスや不規則な睡眠・栄養バランスの悪い食事などで、体調だけでなく肌状態も左右されてしまいます。
人間の体は日々、環境や状況に応じて変化しているので、肌も「ずっと同じ」ではありません。
一見、肌と生活習慣は関係ないようにも見えますが、きれいな肌を作る土台として、まずは規則正しい食事と睡眠が大切になります。
どれだけ良いスキンケア製品を使っていても、生活習慣が乱れていれば、本当のスキンケアの効果を実感できません。
まずは土台となるあなたの体の健康維持が何よりも大切になります。
肌質・肌悩み別 | おすすめのスキンケア成分と注意点
先ほどご紹介した肌質・肌悩みごとに、おすすめのスキンケア成分をご紹介いたします。
スキンケアで大切なのは、「良い成分」を選ぶことではなく、“今の自分の肌に合った成分”を選ぶことです。
SNSで話題の成分や、口コミ評価の高いスキンケアが、必ずしもすべての人に合うとは限りません。
実際に、自分の肌質に合わない成分を取り入れてしまうことで、赤みや乾燥、ニキビなどの肌悩みが悪化してしまうケースもあります。
そのため、まずは「自分の肌には今、何が必要なのか?」を知ることが大切です。
ここからは、肌悩み別におすすめのスキンケア成分や特徴、取り入れる際の注意点について詳しく解説していきます。
皮脂テカリ・ベタつき
皮脂の分泌が多い肌にはまず、皮脂分泌を抑制してくれる成分を重視して使用することがオススメです。
◆皮脂分泌を抑える有効的な成分◆
・ビタミンC誘導体
・アゼライン酸
・ナイアシンアミド
・レチノール
・ビタミンC誘導体
皮脂分泌を調整する機能が期待できます。
特に、皮脂による毛穴詰まりなどにアプローチしやすく、メラニン生成を抑える働きもあるため美白・美肌にも効果的。
皮脂に悩んでいるけど、何を使ったらいいか…という方はまず初めに使ってみてほしい成分です。
ただし、高濃度のものを使用する際は、組み合わせによって併用を推奨できない場合もありますので、使用する際はよく確認しましょう。
・アゼライン酸
皮脂腺に作用し、水分・油分のバランスを調整しながら、毛穴詰まり解消などの効果を発揮します。
また、ニキビケア・肌荒れ予防としても使用できるので、「皮脂が多くニキビに悩んでいる」という方にはかなりオススメな成分です。
皮脂だけでなくまんべんなくケアしたいという方はおすすめです。
・ナイアシンアミド
ナイアシンアミドには肌の油分バランスを整える作用があり、シミなどの色素沈着にも効果があります。
毛穴に詰まった皮脂が酸化し、黒ずみに見える「メラニン毛穴」を持っている方に効果的です。
どのスキンケア成分とも基本的には相性がよく使いやすい成分なので、スキンケアの組み合わせがわからない、不安という方はナイアシンアミドを使ってみてください。
・レチノール
エイジングケアとしてよく知られるレチノールですが、実は皮脂分泌をコントロールしてくれる機能もあります。
肌のターンオーバーを促進し、詰まり毛穴・開き毛穴を改善しより引き締まった肌へと導いてくれます。
皮脂抑制だけでなく毛穴ケアも同時に行いたい場合はレチノールをオススメします。
ただし、レチノールはA反応(ターンオーバーを促進させる事で乾燥や赤みを引き起こす副作用)を起こしやすい成分のため、(高濃度レチノールなど)はじめて使用する際は十分注意しましょう。
つっぱりや粉吹きを感じる乾燥
肌の乾燥を感じる場合は、保湿効果の高い成分を意識して取り入れることがオススメです。
◆保湿成分の高い成分◆
・ヒアルロン酸
・セラミド
・アミノ酸
・コラーゲン
・ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は水分を抱え込む性質を持っており、肌の水分を保持・水分の蒸発を防ぐ効果が期待できます。
ヒアルロン酸配合の化粧水や美容液はみずみずしい使用感のものが多く、肌の水分不足が気になる方に向いています。
乾燥の原因で起こる小じわやくすみを和らげ、ハリを持たせる効果もあります。
・セラミド
肌表面の角質層に存在する成分で高い保湿成分を持っており、肌の潤いを守るために存在する重要な役割を持っています。
この成分が不足すると角質層の中で隙間ができてしまい、肌のバリア機能が低下し、刺激を受けやすい肌となり赤みやかゆみを生じてしまいます。角質層内部の状態を補うことができるため、積極的に取り入れましょう。
・アミノ酸
肌に存在するNMF(天然保湿因子)の一部で、外部から取り入れることで肌の水分を保持・肌の弾力をサポートする成分です。
肌なじみの良い成分のため、肌に優しいスキンケア製品によく含まれています。
乾燥に対するアプローチだけでなく、肌のごわつきやキメにも作用する成分となりますので、保湿しながら肌の調子も整えたい場合にオススメな成分です。
・コラーゲン
コラーゲンは肌内部にある成分で、主に肌のハリや弾力を支える成分です。
肌表面の角質層にうるおいを与え、水分保持をサポート。肌をなめらかに整え、乾燥しやすい肌をしっとりとした状態へ導きます。
コラーゲン単体で利用するのも十分効果はありますが、セラミドやヒアルロン酸・アミノ酸などと併用するとより効果が期待できます。
赤みやヒリヒリなどの肌の揺らぎ
赤みやヒリヒリとした刺激を感じるときは、肌の揺らぎを抑える刺激の少ない成分を取り入れることがオススメです。
◆揺らぎ肌にオススメな成分◆
・CICA
・アラントイン
・パンテノール
・グリチルリチン酸ジカリウム
・CICA(ツボクサエキス)
ツボクサから抽出される成分で、肌の炎症を抑える効果とバリア機能を高める効果があり、刺激が少なく、どの肌質にも使用しやすい製品が多いです。
また抗菌作用もあるので、ニキビが発生した肌にも効果的です。
日々のスキンケアの中にCICAを仕込むことで、炎症や刺激を受けにくい肌環境を作り上げるサポートが期待できます。
・アラントイン
ニキビ予防の化粧水やスキンケアなどに含まれている成分で、肌の炎症を軽減させる効果があります。
皮膚のバリア機能の回復を促進する効果があるので、美容目的だけでなく、皮膚炎などの治療薬としても使用されている成分になります。
刺激によって赤くなっている場合だけでなく、肌荒れ予防としてもオススメな成分です。
・パンテノール
パンテノール(ビタミンB5)は肌のうるおいを保ちながら、肌荒れ対策が期待できる成分です。
角質層にうるおいをもたらす作用はもちろん、抗炎症作用もあるので乾燥による刺激を受けにくい肌へと導きます。
肌荒れや保湿だけでなく、乾燥対策としても使用できる成分なので、乾燥が気になる秋や冬だけ取り入れる、といった使い方をする方もいます。
・グリチルリチン酸ジカリウム
医薬部外品にも使用されている成分で、肌の炎症に作用し、荒れやすくなった肌を整えるサポート効果が期待できます。
植物由来の有効成分をもとに生成されており、肌にも優しく誰にでも使いやすい成分です。
ニキビなどの炎症が起こった時に使用するのはもちろん、肌荒れ防止作用もあるので、繰り返し肌荒れをしてしまうといった方にもおすすめな成分です。
スキンケアは組み合わせが大事
各肌悩みに合わせた成分をご紹介しましたが、成分を一つだけ選んで取り入れるよりも、肌悩みに応じて成分を組み合わせることで、より効果が期待できます。
例えば…
・皮脂や毛穴が気になる方
→ビタミンC誘導体+ナイアシンアミド
ビタミンC誘導体は、皮脂分泌を整えながら、毛穴詰まりやくすみへアプローチしやすい成分です。 一方、ナイアシンアミドは、肌の油分バランスを整えながら、肌のキメを整えたり、毛穴の目立ちをケアするサポートが期待できます。
この2つを組み合わせることで、皮脂ケアだけでなく、毛穴・肌のキメ・透明感ケアまで幅広くアプローチしやすくなるのが特徴です。
・乾燥やつっぱり感が気になる方
→ セラミド+ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、水分を抱え込む働きがあり、肌へうるおいを与えるサポートをします。
一方、セラミドは、肌の角質層で水分を逃がしにくくし、肌のバリア機能をサポートする役割があります。
つまり、
ヒアルロン酸=水分を与える
セラミド=うるおいを守る
という役割の違いがあります。
そのため、2つを一緒に取り入れることで、「うるおいを与える+逃がさない」保湿ケアがしやすくなり、乾燥しにくい肌環境づくりをサポートします。
・赤みやゆらぎが気になる方
→ CICA+パンテノール
CICA(ツボクサエキス)は、肌荒れや赤みを防ぎ、敏感に傾いた肌を整えるサポートが期待できる成分です。
一方、パンテノールは、肌にうるおいを与えながら、乾燥による刺激を受けにくい肌へ導く働きがあります。
この2つを組み合わせることで、肌荒れケアと保湿ケアを同時に行いやすくなり、ゆらぎやすい肌を落ち着いた状態へ整えるサポートが期待できます。
季節の変わり目や、花粉、マスク摩擦などで敏感に傾きやすい時期にも取り入れやすい組み合わせです。
このように、自分の肌悩みに合った成分を組み合わせて使用することで、より良い効果を実感することができるようになります。
まとめ
スキンケアで最も大切なのは、「流行っているから」「口コミが良いから」という理由だけで選ぶのではなく、今の自分の肌質・肌悩みに合ったスキンケアを選ぶことです。
肌は、季節や生活習慣、ホルモンバランス、ストレスなどによって日々変化しています。
そのため、「自分は乾燥肌だから」「脂性肌だから」と決めつけるのではなく、定期的に肌状態を見直しながら、その時の自分に必要なケアを取り入れることが大切です。
また、どれだけ良いスキンケア製品を使っていても、睡眠不足や食生活の乱れなど、生活習慣が崩れてしまうと、本来のスキンケア効果を十分に実感しにくくなってしまいます。
まずは自分の肌を知ること。
そして、焦らず自分の肌と向き合いながら、今の肌に必要な成分を少しずつ取り入れていきましょう。
あなたに合ったスキンケアと出会うことが、理想の肌への第一歩です。

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